HOME > おいしさの秘密
先代が、シンボルマークの「あの子」に込めた思いを受け継いで60余年。
全会津の約3分の2の原乳を取り扱っております弊社は、「安全」「安心」「おいしい」乳製品を届けるため素材、検査、製法の一つ一つの工程にこだわりながら高品質の乳製品を製造しています。こだわりをひも解きながら全国のファンの皆さまからうれしい声をいただく「べこの乳」のおいしさの秘密に迫ります。
一般的な牛乳は、130度の高温で2秒という超高温で殺菌します。「べこの乳」は、原乳本来の風味を生かした「保持式」という方法で殺菌します。専用のタンクを使い85度で15分かけてゆっくり殺菌することで、鍋でとろとろ沸かして殺菌していた頃の甘み、コクを再現しました。
牛乳のおいしさは、鮮度が命。搾乳したばかりの原乳は無菌です。移動する間に空気中の菌で酸化し、風味が落ちていきます。弊社では酪農家の皆さんと工場の距離が近いので、衛生的に搾乳された細菌数の少ない原乳が直接工場に運ばれ、「鮮度を落とさず」「おいしいまま」に処理できます。
喜多方、猪苗代、磐梯方面の顔見知りの酪農家から毎日、運ばれてくる原乳を混ぜることなく、タンクローリーごとに原乳管理をしています。原乳がどこから来て、どこへ行ったか移動を把握できるので安心です。
細菌などの数や風味及び抗菌性物質の有無等30項目のチェック。厳しい検査をクリアした原乳のみ工場のタンクへ移し、すぐに5度以下に冷します。その後、牛乳をパックやビンに詰める「充填機」に牛乳が入る前にも検査、出荷の前にも「製品検査」を行い「安全」「安心」「おいしい」牛乳を届けます。
牛乳は、細菌や微生物にとっても栄養の宝庫。工場では、牛乳をできるだけ空気に触れさせないように、機械から機械へ牛乳が移動していくときは、ステンレスのパイプを通っていきます。そしていつも冷やされています。弊社では、「衛生はみんなでつくる」を合言葉に工場内の衛生管理にも細心の注意を払っています。また、環境にも配慮し工場から発生する排水は、すべて屋外浄化槽に集められ微生物によって分解されます。